[HTML5]意味や使い方が変わった要素
strong要素
- 従来は「より強い強調」に使われていたが、HTML5より「重要なテキスト」を表す意味に変更になった
b要素
- 従来は文字を太くするために使われていたが、HTML5より「キーワードや固有名詞等たと区別したいテキスト」を表す意味に変更になった
- その箇所が重要であるという意味や強調する役割はない
- 実際に使用することはほとんどないと思われる
i要素
- 従来は文字を斜体にする時に使われていた
- HTML5からは代替音声や気分、他の言語のフレーズ等を表す場合に使用する
- 欧文の船の名前や専門用語など、斜体(イタリック体)で表す語句にも使用する
small要素
- コピーライト・免責事項・ライセンス要件など、法的な注釈や細目を表す際に使用する
- HTML4.01では文字サイズを小さくするために使用していたが、HTML5では意味が変わった要素
a要素(仕様変更)
- 以前はインライン要素だったため、divやpなどのブロック要素にリンクを貼ることは不可能だった
- HTML5ではインライン要素・ブロック要素の区別がなくなったため、<div>を<a>で囲むことができるようになった
- name属性が廃止された。アンカーリンクとしての使用ができない
→ ページ内リンクは目的の要素にid属性を設定する - href属性を持たないa要素は、プレースホルダーを表す
img要素(仕様変更)
- HTML5でalt属性に求められるのは、画像タイトルのような短いテキストではなく、
「音声ブラウザや画像が表示できない場合でも、その画像の内容が十分に理解できるような詳細な説明文」となった - 情報としての意味をもたない装飾やイメージ画像の場合は、alt属性値の値は空(alt="")でよい
table要素(仕様変更)
- border属性以外の属性(width、height、cellspacing、cellpadding等)は廃止
- border属性の値は1か空("")のどちらか
- border="1"の場合はその表がレイアウト目的のものではないことを表す。デザインのためのborder指定ではないことに注意
- 枠線のスタイルはCSSで指定する(従来通り)